動作の基本は一般的なバーベル・デッドリフトと同じだが、一般的なデッドリフトでは、動作範囲がバーベルのプレートの直径によって異なったり、上半身への負荷が弱くなってしまうため、僧帽筋や広背筋を鍛えたい場合には向かない。パワーラックのセーフティバーなどを用いてスタートポジションの位置を高くして動作範囲を減らし、その分使用重量を増やす事で上半身への負荷を強くすることができる。それが、トップサイド・デッドリフトである。重心は踵に7割・母指球に3割。大概においてボトムポジションは膝の少し上になる。
- 直立してバーを保持し、背筋をまっすぐに保ったまま、膝がつま先より前に出ないように股関節を曲げて上体を前傾させていき、これ以上いくと膝が出るか背筋が曲がってしまうという位置を探し当て、スタートポジションとする。
- 足を肩幅と腰幅の中間ぐらいに開き、セーフティバーに置いたバーベルを肩幅より少し広く握る。膝を曲げ、背筋を伸ばし、正面を見る。
- 息を吸いながら腰を前方に突き出すようなイメージで上体を起こしていく。この時肘や肩甲骨を体幹部に引き寄せるように引くと、広背筋や僧帽筋にも強い刺激を与えられる。
- 上体を床と垂直になるまで起こしたら、息を吐きながら膝関節と股関節を曲げて上体を前傾させ、元の姿勢に戻る。
- 3~4を繰り返す。
肩甲骨はスタートポジションで開き、上体を起こすのと同時に寄せていく(肩を後ろに引く)ようにして、上体を倒すときはまた開いていく。
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